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赤穂線・舞鶴線・小浜線の旅 2日目(高松=>藤沢)

  
夜の高松駅
  
フェリーでは床にゴロ寝
  
福知山から舞鶴線直通の列車
  
小浜線では海の景色も楽しめる
  
敦賀駅前には銀河鉄道999のモニュメント
  
雨の長浜駅


 0時過ぎに迎えのバスが来て乗車する。中には乗船カードが置いてあるので記入しておく。バスに乗っているのは8人ぐらい。以前、健康ランドから歩いたことのある海沿いの道を進み、フェリー乗り場に到着。カードを提出し、料金を払って1F部分に乗船。2階は売店と大型トラック運転手用の部屋と風呂、3階は休憩室、4階はゲームコーナーと甲板への出入り口となっている。ここで寝ないと徹夜になりかねないので、和室に行って荷物を枕にして寝る。前の晩も夜行だったので、ウトウトしているといつのまにか動き出していた。結構、しっかりと寝たような気がする。思っていたよりも揺れなかったのも良かった。さすがに床が硬いので少し腰が痛くなった。ジャンボフェリーのテーマソングが流れて、神戸へ到着。ここから三宮駅まで歩く。15分ぐらいで歩けるそうだ。早朝の街を、のんびりと歩くのは気持ち良い。ただ、もう少し寝たい気分でもある。

 三宮駅に着くと、辺りはまだ夜の空気を引きずっていて、若者がたむろしてたりする。始発列車まで時間があるので、コンビニでサンドイッチを買って朝食にする。各駅停車で大阪駅へ向かう。これから帰る風の人、大きな荷物で旅に出る人達を乗せて、大阪へ到着。大阪駅でも始発列車の割には、待っている人が多く感じる。早めに並んで置いたので窓際の席に座れる。尼崎から福知山線に入り、伊丹駅前の巨大ショッピングモールを眺めたりしながら列車は進む。意外に沿線には工場が多い。河西池田付近から丘陵地帯に入り、低目の山に家が建つ。宝塚は都会っぽい街かと思っていたが。意外に山に囲まれている。列車は進み、渓谷が現れる。西宮名塩を過ぎ、川と駅トンネルが交互に現れて、武田尾ともなると川の上に駅があるのではと感じてしまう景色である。進行方向左が川の景色となりトンネルをいくつか抜ける。道場で山が切れて、三田の街に入る。車窓はのどかな風景が続く、ここまで乗り入れている通勤車両には合わない景色だ。列車は、さらに進み、篠山口からドアも半自動となる。丹波大山から、綺麗な峡谷沿いを走るが、雨が降ってきた。谷川で特急と交換のために待ち合わせる。柏原は新しい建物も多く、それなりの街といった雰囲気、この駅で学生が沢山降りた。黒井で列車の行き違いを待ち、平地が広がりスーパー等も見えるようになってきた。終点から一つ手前の丹波武田から福知山は意外に長く、福知山市街へゆっくり下っていく雰囲気が感じ取れる。山陰本線と合流して、福知山に到着。実は期待していなかったのだが、結構良い線だった。

 敦賀方面の列車に乗り換える。綾部まで山陰本線を走り。しばらく停車、ホームでは、いい日旅立ちが流れる。特急の客を拾ってから出発。一両でさらりと座席が埋まる程度の乗車率である。由良川を渡り、小さな川の流れに沿って列車は進む。周りは高い山ではないが、山間を縫うように走る。真倉付近では、ホテルがのどかな雰囲気を壊している。舞鶴と東舞鶴では市街は東舞鶴のようだ。13分停車する。半分くらい下車して列車は出発する。遠くに高い山が見えていたので、ずっと陸かと思ったが手前が湾になっていて海が見えた。松尾寺は西国霊場のようであり、それらしい人が降りていった。福井に入り、三松付近では日本海が遠望出来る。道の駅シーサイド高浜は海に沿っているようだが、すぐに山があり、湾になっていて山まで繋がっているのか、島なのか分からない。若狭本郷では駅前にSLの義経号が見える。小浜で海とは離れ、山に囲まれた田んぼの中を走る。三方から三方五湖のいくつかと思える湖が見える。再び海が遠望出来るようになり、美浜に着く。原発の町で、当たり前だが列車からは見えない。日本海が波立っている。高い所から海を見下ろすようになり。眼下に敦賀の市街が広がって、だんだん下って北陸本線と合流すると敦賀に到着。

 ここからは、待ち時間を節約し、温泉に浸かる時間を捻出するために長浜まで向かう。それでも、少し時間があるので駅前に出て銀河鉄道999のモニュメントを見る。お土産に、カニの押し寿司を買って、しらさぎ号に乗る。鈍行にゆられて来た者にとっては、少し違和感を感じるが快適だ。勢いよく下り、長浜到着。降りたのは自分だけだった。長浜大閣温泉の豊公荘へ行ってみる。帰る頃には、雨が降ってきた。走って駅へと戻り、鈍行だけを利用していたら敦賀で乗っていた列車に乗り込む。昔の寝台列車を改造した列車で、独特の雰囲気が良い。

 米原で、大垣行きに乗り換えると2両編成しかない。混雑するかと思ったが、座席が全て埋まる程度でこれはこれでちょうど良いのかもしれない。列車は浜松行きなので乗り換えが少なくて済む。先月18きっぷで同じ道を辿ったなぁと、景色を眺めているうちに花博会場の最寄駅舞阪に着いた。前回は、ほとんど乗客が居なかったが今回は結構並んでいる。浜松までは2駅だから、多少の混雑も良いと思うが、問題は浜松での乗り換えである。ホームが隣同士で編成が長ければ、乗り換えが楽そうだが余裕が無さそうならば少し新幹線を使ってしまおう。浜松に着くと、熱海行きの列車は3両編成で、この列車が到着した時には既に立ち客でかなり混雑している。しかも、別のホームなので、階段を降りなければいけないが、混雑して前へなかなか進まない。悪条件が重なったので、気持ち良く新幹線利用を利用しようという気になった。しかし、今度は新幹線のきっぷ販売機が大混雑していて、係員も説明が追い付いていない様子だ。何とか、発車時間までにきっぷが買えて新幹線をホームで待つ。通過していく新幹線を見ていると怖いようだ。何かあったら、ひとたまりも無いなぁと感じつつ、こだまに乗りこむ。静岡に降り立ち、ちょうど17時くらい。先月も行った、駅ビルにある飲み屋へ向かう。前回食べなかった、魚を楽しんでみよう。生しらすに、正雪の本醸造で終わってしまう旅を惜しむ。綺麗な感じのするお酒で、飲みやすい。黒はんぺんを焼きとおでんで注文する。静岡流の魚粉と青海苔をかけて食べるおでんで楽しみの一つである。熱海行きの列車に乗る。沼津で東京行きに乗り換えて、藤沢経由で帰途へとついた。


 

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今回の日帰り入浴

名称 長浜太閤温泉 豊公荘
写真

  

料金 500円
コメント


鉄分が多そうな茶色いお湯
あまり味はしない
日帰り入浴は12時より

行き方


北陸本線
長浜駅より徒歩10分
改札を出て左手の跨線橋を渡る
琵琶湖方面に向かった公園内

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