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北海道&東日本パスの旅 2日目(青森=>倶知安)

  
早朝の苫小牧駅に到着
  
夕張駅は片側一線の終着駅
  
特急の車販で誘惑に負けました
  
新得そば かしわ(\370)
  
幾寅駅 映画「鉄道員」の舞台
  
倶知安駅前の日本一の湧水


 気付くと函館であった。青函トンネルを通った記憶が無いまま北海道に上陸だ。多少空くかと思ったが、まだまだ立ち客も多くこのまま夜を過ごすのであろう。函館より進行方向が逆になるが深夜帯ということもあり、誰も席の向きは変えない。再び眠り、気付くと薄ぼんやり海が見えている。東室蘭到着の30分前から外の景色が見えてくる。
 
 室蘭のベイブリッジも車窓から見ることが出来る、東室蘭を出ても少し距離があるが海沿いを進む。牧場に馬が居たりして、ささやかながら北海道らしい風景も楽しめる。苫小牧で下車、到着が頃合の時間のせいか改札付近で、始発列車を待つ人が多い。1時間程度あるので、少し町を散歩する。以前、泊まったことがあるので、土地勘は若干ある。コンビニでサンドイッチを仕入れて、到着した始発列車の中で食べる。乗客は多くない。

 千歳線と分かれてから、森と林の景色が続く、複線なので鄙びた雰囲気はない。追分で3両のうち回送の1両が夕張行きとなる。ドアが開いたら乗ろうと思ったが、岩見沢行きが出てから前進するという事なので、元の車両を降りた位置で待つ。新夕張を出ると大きな川を渡る、沿線にはメロンの栽培をしているのかビニールハウスが多く見られる。南清水沢は、夕張高校が近くにあり、制服姿の人はここで降りる。清水沢は、商店も多く新しい家も見られる。町の中心的な印象を受ける。それに対して夕張は、駅前は殺風景だ。駅前にホテルがあり、日帰り湯のレースイの湯がある。帰りの列車で気付いたのだが、扇風機が取り外されていて、扇風機のボタンを押すとファンが動くしくみになっていた。ちょっと味気ない。帰りは、行きと反対側の席に座ったが、沿線にはトンネルや橋桁などの跡も見える。炭鉱全盛期には複線で運転していたのだろうか?

 新夕張に戻り、スーパーとかちに乗る。自由席はそれほど混んでおらず、十分に窓側に座ることが出来た。新得まで切符はそのままで乗れるので、お得な感じだが、特急に乗ると、早すぎる気がしてならない。それでも新得までは40分かかる。新得では駅そばがあったので、かしわ(370円)を頼む。鶏肉が好きな自分には嬉しい品だ。

 さきほど、スーパーとかちから降りた同趣味っぽい人達が同じホームに居て、来た列車が快速ながら編成は短く、車内にはそれなりに先客がいるようだったので、心配したが、ほとんどが帯広方面の列車を待っていたらしく、車内は1ボックスに2人程度の混み具合で出発した。峠を登り、幾寅は映画「鉄道員」で使われた駅だ。沿線からは、湖が見える。川をせきとめたような細長い湖で、しばらく湖に沿って走る。橋でその湖を渡ると列車は坂を下りだす。

 富良野盆地が広がり。遠くに高い山が見える。富良野で停車中にノロッコ号が入ってきた、観光客が多いようだ。停車中冷房の無い車内は、結構暑くなっているが、走り出すと良い風が入る。遠くにラベンダーと思われる紫の畑を見ることが出来る。空知川に沿って進み、途中に長いトンネルがある。足別では大きな観音様が見える。平野部に入り、根室本線は滝川で終点となる。

 さすがに風に当たりっぱなしで、いささか疲れたので、冷房付きの電車に乗れると喜んでいたが、乗り換えた列車もキハ40、時刻表を見ると、確かにDと書いてある。さすがに暑いので、実行を悩んでいた砂川からライラックに乗り換える案を実行した。岩見沢まで1310円。検札は来なかった。右手に高い山脈が見える。快適な移動と共に、小樽で散歩する余裕が生まれた。岩見沢で区間快速に乗り換えて、小樽へ一直線となる。平野部に入って、沿線には近郊型の住宅や店が増えてくる。千歳線と合流し、札幌が近付くと、雨が降りだした。大都市部は、どこも風景があまり変わらない気がする。銭函海岸などを眺めながら、小樽築港に到着。少し散歩をするが暑い。帰りはバスを使い小樽駅へ向かった。

 夕方のせいか、小樽からは座れずにドア横に立って外を眺める。ロングシートで隣の人を気にしながら、車窓を眺めるよりは良い。余市は大きな町のようだ、高い山が近くに見え出して、然別を過ぎると、山間に入る。少し下る感じがあり、倶知安に到着。30分の停車時間で、駅前のホテルにチェックインを済まして列車に戻る。ふと気がつくと左手に大きな影が見える。薄っすらながら唯一羊蹄山が見えた瞬間だった。駅舎が宿になっている比羅夫の駅でビールを飲んでいる人達を眺めながら、ニセコに到着。ニセコ駅前温泉綺羅乃湯に入る。日も暮れてきて、倶知安へと戻る。駅前には羊蹄山の湧水が、水飲み場のよう所で、飲めるようになっている。街を軽く回ってみて、飲み屋街があったが翌日も早いので、スーパーで買い物をしてホテルへと戻った。

 つづく>
 


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今回の日帰り入浴

名称 ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
写真

  

 

料金 500円(券売機)
コメント  
 ニセコ駅前の道路を渡ってすぐの
所にある施設
内湯2 露天1 サウナ 水風呂 
かけ湯といった構成である
綺麗な温泉施設なので、気軽に寄れ
るだろう
駅前なので、露天風呂からの眺望は
無い
行き方

函館本線 ニセコ駅
道路を渡ってすぐ 徒歩1分

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