水郡線・烏山線の旅(2004.07.31) 2004.08.09作成

 経路:十日市場 => (横浜線) => 東神奈川 => (京浜東北線) => 上野 => (常磐線) => 水戸 => (水郡線) => 常陸大田 => (水郡線) => 上菅谷 => (水郡線) => 安積永盛 => (東北本線) => 鏡石 => (東北本線) => 黒磯 => (東北本線) => 宝積寺 => (烏山線) => 烏山 => (烏山線) => 大金 => (烏山線・東北本線) => 宇都宮 => (東北本線) => 大宮 => (快速 むさしの) => 八王子 => 横浜線にて帰宅

 初乗区間:水郡線(水戸−安積永盛、上菅谷−常陸太田)、烏山線(宝積寺−烏山)

  
常陸太田駅を見下ろす
  
列車は久慈川に沿って進む

  
安積永盛駅付近からの阿武隈川
  
烏山線の七福神イラスト
  
大金温泉の源泉
  
この風景に、日本の夏を感じました


 家を3:50に出発し、十日市場駅に4:30に着いた、水郡線に乗り継ぎよく乗るためには、この列車がちょうど良い。早朝なのに、蒸し暑い。かなり汗をかいてしまった。早起きして、空の色が変わっていくのは良いものだ。

 横浜線も京浜東北も朝から混んでいる。東京駅に6時前に着くように乗り継ぎが出来ていることに感心する。慌ただしい乗り継ぎだがクロスシートに座ることが出来た。常磐線は北千住で席が埋まる。取手を過ぎると高い建物が無くなり、田畑が増える。牛久観音が、右手遠方に見える。かなり遠くても大きいのが良く分かる。時より日が差すが、雲が多く筑波山は山麓と思われるところしか見えなかった。土浦で客が大分減る。土浦近辺は蓮の産地なのか?沿線に蓮の花が見られる。岩間で山が近付く、愛宕山ハイキングコースというのがあるらしい。

 水戸駅のトイレはオープンな雰囲気がする。駅そばで、納豆そば(370円)を食べてみる、納豆は好きなほうでは無いが、臭くなくて食べやすかった。

 水郡線に乗換える。水戸を出ると、すぐに那珂川を渡る。雨の影響なのか、かなり水が濁っていた。田んぼのひろがる平野を行く。駅間は、割合短い。向かう方向の雲が厚い。東京からスイカかイオで入ったと思われる若者の精算で発車が遅れる。上菅谷にプール併設の健康センターが見える。ここから常陸太田方面に向かう。列車は少し坂を登り、左手に田園風景を見下ろしながら進む。低めの山が近付いてきて、久慈川を渡る。川幅は広くない。終着の常陸太田駅に到着。車の交通量は多い。道路を渡ると日立電鉄の駅がある。市街地は少し離れているようだ。駅前にコンビニ位あるかと思っていたが、無かったので列車に戻り、上菅谷に折り返す。

 郡山方面の列車の待ち時間に、駅から見えるコンビニへ寄って、昼食用にパンを買っておく。郡山方面の列車は4両だったが、後ろ2両は常陸大子で切り離すようだ。ひとまず、ロングシートに落ち着く。静を出ると列車は下る雰囲気となる。 山方宿の辺りから久慈川が見え始めて、釣りをしている人が居る、あまり高い山は無い。西金付近ではキャンプをしている人もいる。沿線から、渋い橋も見られる。袋田到着頃には雨模様となる。ここで2人がけのクロスシートに席を移した。常陸大子で2両切り離す。転車台が残り、その上にディーゼルカーが乗っていた。結構、何両も留置してある。矢祭山付近は、対岸が絶壁でその上に見晴らし台も見える。途中下車してみたいところだ。

 福島県に入ると雲が切れて、晴れ間が多くなってきた。なだらかな山の間の平野を進む。磐城塙は、大きな町のようで、乗る人が多い。駅も地域の施設を兼ねている。車窓から、コンビニ併設の道の駅はなわが見えた。磐城棚倉ではJRバスの車庫があるようだ、白河方面の案内が出ている。列車は、また登りにかかる。磐城石川で、列車の行き違いを行う、観光案内に、母畑温泉4Km・猫啼温泉500mと書いてある。時間があれば、歩いて行って見たいところだ。安積永盛が近付き、郡山の市街を右手に見ながら阿武隈川を渡り、東北線と合流する。郊外型の店が並ぶのは駅舎とは逆の方向で歩道橋を渡るようだ。駅舎内は、あまり蒸し暑く感じない。吹く風も、幾分涼しい。笹の川というお酒の看板が大きく掲げてある。近くのコンビニに特別純米が売っていて、ちょっと気になったが、先が長いのでパス。

 安積永盛からは701系に当たったが、3駅なので余裕である。鏡石で途中下車し、不動温泉まるなかホテルに向かい、温泉に入る、1時間の途中下車を楽しみ、鏡石駅へ戻り黒磯行きの列車に乗る。2人がけの椅子に座れた。あまり気にしたことが無かったが、白河では右手に白河城址が見える。那須の連山は雲に隠れて見えない。黒磯で宇都宮行きに乗り継ぎ、宝積寺で下車。烏山線に乗り換える。

 もう一回、東京から離れる感じがして嬉しい、車内は、飾り気がないせいか、簡易的な椅子の感じを受ける、ロングシートの真ん中辺りにゴミ箱がある。冷房は付いているようだ。山というか、丘に分け入る感じの登りとなる。登りきると、鴻野山。大金から小塙で下がったと思ったら、また登る。釣りのできる河原がある大きめの川を渡る。龍門の滝は上だけが見える。烏山駅下車、少し時間があるので駅前をうろうろし、何か匂うと思ったら鮎を焼いていた。折り返しの列車に乗り、大金で下車。大金温泉というのがあるらしいので行ってみるが、大金温泉グランドホテルの駐車場脇に廃業した日帰り施設があったのみ。ホテルで聞いてみようと思ったが、何となく入りづらかったので、駐車場脇にある、ナトリウムの湯という源泉を見て帰るだけにした。大金駅に戻る、夕暮れ時のセミの鳴く交換駅にディーゼルカーが入ってくる。正しい夏の風景だなぁとしみじみ感じる。乗った列車が、そのまま宇都宮まで乗り入れるので便利だ。

 当初は、宇都宮にて餃子で一杯と考えていたが、乗り継ぎの列車が現在普通車扱いのグリーン車両を連結していたので、快適な移動を求めて思わず乗ってしまう。車内で放送があってから移動してくる日とも多い。2階席の窓がわに座れたが、最近の特急列車の少し固めの椅子といった印象で、何となく馴染まないまま大宮到着。さらに遊び心を加えて、快速むさしのに乗車してみる。この列車は、大宮から武蔵野線を経由して八王子まで行く。中央本線の中距離車両と同じだが、東京を抜けて帰るより気分が良い。人身事故の影響で10分ほど遅れたが、車内はボックスに1人ずつくらいの状態が続いたまま、八王子に到着。あとは、横浜線に揺られるだけとなった。

 

 


 

今回の日帰り入浴

名称 鏡石 不動温泉 ホテルまるなか
写真

  

料金 200円(券売機で購入)2004/8/1より300円
コメント


天井が木で湯治場の雰囲気
飲泉コップがあったので飲んでみると
クセが無くて美味しい。
床が、ヌルヌルと滑るなぁと思っていたが、
入ると、体がヌルヌルヌルって感じで、
油断していただけに驚きが大きい

行き方


東北本線
鏡石駅より徒歩約10分
駅前の通りを、ひたすらまっすぐに進む
役場を過ぎて国道を渡った先の左側

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