休日乗り放題きっぷは松田駅より使用 雨天のため湯の無い焼津駅前の足湯 東海道本線 焼津駅 今回は見合わせた焼津駅前健康センター 東海道本線 草薙駅 身延線
内船駅 なんぶの湯へは川沿いを歩きます |
小田急線を使って新松田へ向かう。天気が悪いので、丹沢の山々は雲に隠れてしまっている。それでも、小田急線で旅情を味わうことが出来る渋沢−新松田間の四十八瀬川に沿った区間は堪能できた。
新松田駅を降りると、道路を渡った正面に御殿場線松田駅の改札がある。休日乗り放題きっぷ2600円を購入してホーム向かう。東京方面からは、JR東海のエリアに入る、一番格安な方法だ。3両編成の車両はボックス席に1、2人の混み具合だった。通路側に座ったが、景色は堪能できる。御殿場までの途中駅で乗り降りする人は雨のせいか少なかった。天気が良ければ、ハイキングには良い時期だ。御殿場で半分ぐらいの人が降りる。窓側に座りなおして、先へ進む。この天気では、富士山も箱根の山も見えない。でも、東京近郊を抜け出して、こういう風に列車に揺られているだけで幸せだ。外は風も強いし、雨も強くなってきた。
沼津で東海道本線に乗り換えて、西へ向かう。目標は決まった。焼津で黒潮温泉にしよう。昨年の冬に寄ったさいに安い施設があった。時間があって、雨が小降りならば由比で降りてみたいなぁ。などと考えつつ、気楽な旅を続ける。由比付近の高速道路は、随分と混んでいた。こちらは、のんびり列車旅でそれを見物する。なかなかいい気分だ。静岡が近づくと車内も混んで来たが、嫌な混み方ではない。安倍川を越えて長めのトンネルを抜けると焼津に着く。幸い雨が小降りになっている。
駅前に足湯があったが雨天のためお湯も入っていない。昨年立ち寄ったサンライフ焼津に向けて歩き出す。静岡方面へ線路に沿って道なりに歩き、突き当たりを右折して国道の歩道橋のある交差点に出て、左折して国道を歩いた右側だ。しかし、駐車場に停まっている車が少ない。入口まで行ってみる。「本日休館」・・・そんな、GWなのに・・・仕方なしに駅へと戻り、焼津駅前健康センターに行ってみる。入場料1000円・・・烏の行水のつもりなので、ちょっと高い。仕方なく、駅へ戻って東海道線を戻る。
来る途中で、スーパー銭湯草薙の湯という看板が草薙駅に出ていて、駅から近そうだし温泉という文字も見えた。再び、静岡を過ぎて草薙駅で下車する。草薙の湯は徒歩5分ぐらいの所のようだ。露天風呂は中伊豆の温泉から運んだ湯を使っているようだが、特筆するようなものでもない。食堂のコーナーで飲める生ビールは工場直送ということで、小グラスで楽しむ。
駅へと戻り、きっぷの割引券を活かすべく、富士へ向かい身延線に乗車する。甲府行きの列車は余裕のある3両編成でボックスも埋まりきらない程度の混み具合で出発する。左側の方が富士川の眺めが良いのでそちらに座る。途中、富士宮から乗車する人が多いが短距離の客のようだ。富士宮市街を見下ろすように列車は坂を上る。身延線では富士川の眺めと共に綺麗な車窓だ。車に比べて列車は、ゆっくりと広く車窓を眺められる気がする。何もかも忘れて列車はのんびりと進む。内船駅で下車。駅からすぐの所にあるなんぶの湯へと向かう。きっぷに付いてくる割引券を使うと町民の方々と同じ値段で入れる。なかなか嬉しいサービスだ。露天風呂は、山間ということで吹きぬける風が気持ち良い。近さと値段から満足した気分になって帰路につく。
再び、富士駅に戻って接続の待ち時間で土産屋を物色。黒はんぺんがあり、買おうかどうするか迷ったが、ここは我慢して沼津へ戻る。沼津駅でも御殿場線まで待ち時間があったので、ホームの立ち飲みでビールとおでんを頼む。ここに黒はんぺんがメニューにあったので、頼んでみたがあいにく無いとのこと。仕方なく、ビールと大根に焼き鳥を一本頼む。こうなると、お土産に買って帰りたくなる。大急ぎで、沼津駅の土産売り場に行くが、残念ながら見つからなかった。そして、御殿場線に揺られて松田経由でゆっくりと家路についた。今度、静岡方面に出掛けたら、何は無くとも黒はんぺんを買おう。
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