JR四国完乗のはずが・・・(2003.07.18−21) 2004.04.08作成

 経路:東京 => (ドリーム高知) => 徳島 => (牟岐線) => 阿南 => (牟岐線) => 徳島 => (高徳線) => 池谷 => (鳴門線) => 鳴門 => (鳴門・高徳線) => 徳島 => (高徳線) => 栗林 => (徒歩) => 高松 => (予讃本線) => 丸亀 => (予讃本線) => 高松 <<健康ランド 泊>> 高松 => (予讃本線) => 松山 => (予讃本線内子経由) => 伊予大洲 => (予讃本線伊予長浜経由) => 伊予市 => (徒歩) => 郡中港 => (伊予鉄道) => 松山市 => (伊予鉄道) => 松山 => (ムーンライト松山) => 京都 => (東海道本線) => 草津 => (草津線) => 柘植 => (関西本線) => 亀山 => (関西本線) => 名古屋 => (中央本線) => 多治見 => (中央本線) => 金山 => (東海道本線) => 大府 => (武豊線) => 武豊 => (東海道本線) => 浜松 => (東海道本線) => 島田 => (東海道本線) => 沼津 => (東海道本線) => 小田原 => (東海道本線) => 横浜 => 横浜線経由にて帰宅

 初乗区間:牟岐線(徳島−阿南)、鳴門線(池谷−鳴門)、予讃本線(向井原−伊予長浜経由−伊予大洲)、
      伊予鉄道(郡中港−松山市・市内線の一部)、草津線(草津−柘植)、
      関西本線(柘植−亀山)、中央本線(金山−多治見)、武豊線(大府−武豊)

 3連休を利用してJR四国の未乗区間を乗ろうとして出発した旅行記です。

  
雨の阿南駅・仮駅舎
  
鳴門駅
  
坂出駅より飯野山
  
のどかな予讃本線
  
伊予西条は水の都
  
伊予大洲駅
  
暗いけどムーンライト松山
   
岡山から併結してきたムーンライト山陽
  
武豊駅
 


 JR四国の未乗線を乗ってしまおうと思い、3連休前の金曜日の晩に会社から直接夜行バスに乗ることにした。残りの区間は牟岐線・鳴門線・予讃本線の伊予長浜回りの区間である。初日が18切符の通用期間前であったため、四国再発見きっぷ(四国内の普通列車のみ金・土・日に限り乗り放題 5回1組5500円)をあらかじめネット経由で購入しておいた。

 仕事が終わり、東京駅に預けておいた荷物を受取って着替えてから東京中央郵便局から仕事着を自宅に送る。風呂に入っておきたいので、京橋の先にある銀座湯へ行ってみる。料金を払い二階へ上がると、さすがに、まだ早い時間のせいか普段からこうなのかは分からないが、2、3人しか先客が居ない。空いている銭湯は得した気分になる。東京駅へ戻り、少しビールを飲んでドリーム高知へ乗車。休前日なので2台運行の車内は満席だ。3列シートの2人並んだ窓際の席が指定されている。夜行バスに乗るときに1人席のほうに当たったことがない・・・。出発後、しばらくは金曜の混んだ首都高を走る。少し早いが寝酒を飲んでいると、仕事の疲れからかウトウトしてしまった。 気付くと厚木の辺りまで来ているようだ。途中、富士川SAで休憩、車内にもトイレがあるが、深夜に動き回るのも隣に人が居る関係上難しいのでトイレを済ませておく。先ほど、しっかり寝てしまったせいか、今度は全然眠れなくなってしまった。カーテンの下から窓の外を眺めるが、高速道路を眺めていても面白くない。寝ようと思っても、車線変更の揺れなどで起きてしまう。どの辺りを通過しているか分からず、ただ時間だけが過ぎる。やはり列車のほうが良いと思ってしまう。周りが明るくなってきた頃、渡っていた橋が大鳴門橋なのだろう。今度は昼間のバスで通ってみたい。

 徳島駅に到着、牟岐線の列車まで少しあるので、コンビニで朝食を購入し食べる。小雨が降ったり止んだりの天気だ。牟岐線に乗り込むと、大雨で阿南までは行くがその先は運転の目処が立っていないとのこと。とりあえず、行けるところまで行こうと思う。雨で増水した川をいくつか渡り、阿南に着いたときは雨は小降りだった。駅舎が工事中なので、仮設駅舎に乗客が集まる。途方に暮れているお遍路さんの姿もあった。折り返しの徳島行きが出るということなので、諦めて戻ることにした。 雨が本降りになりだした。中田からは、小松島線が昔分岐していた。今はサイクリングコースとなっているそうで、今度訪れた際に下車してみたい。徳島に着く頃には、雨も止んでいた。徳島中央郵便局と徳島ターミナルビル内郵便局で風景印を頂く。牟岐線の特急も運転しているようだが、相変わらず阿南止まりらしい。もし、自分の乗った列車だけ先に進めていたりしたら、戻って来れなくなっていた。

 気を取り直して、高徳線の列車で池谷へ向かう。広い吉野川も増水している。池谷で乗り換えて鳴門へ向かう。田園風景が続き、鳴門駅到着。駅自体は海に近い感じはしない。改札をちょっとだけ出て、折り返しの列車に戻る。高松へ向かうには池谷で乗り換えれば良いのだが、ちょうど乗り継げる普通列車がないので、徳島まで戻る。徳島から高松行きに乗車し、長い鈍行旅となる。徳島と香川の県境付近では、海を見下ろせる区間があり車窓を楽しめる。途中特急の通過待ちの停車などをはさみつつ、栗林で下車して徒歩で瓦町に向かう。高松は好きな町である。長いアーケードの商店街と、うどん屋の黄色い回転灯を見ると高松に来たと感じてしまう。 高松コトデンビル内郵便局と高松中央郵便局で風景印をいただいて高松駅へ向かう。コトデンビル内の風景印はコトデンと屋島が描かれている。

 高松駅は、昔の連絡船からという風情は無くなってしまったが、宇野へのフェリー乗り場も近く、港の終着であるということは変わり無さそうだ。再開発が進み、新しいホテルと綺麗になった高松駅と対象的に玉藻公園とコトデン高松築港駅はのんびりしたムードを感じられる。少し足を延ばしてみたいと思い、丸亀へ向かった。坂出の辺りからは、讃岐富士といわれる飯野山が見える。高い山では無いが形が良いので、好きな風景だ。丸亀では港まで散歩する。昔は、対岸の下津井など、港として賑わったようだが、現在は、島にしか船が出ていないようだ。駅に戻る。丸亀城の高い石垣が見事だ。高松へ戻る。

 兵庫町でうどんを食べて、天満屋の前より、今夜の宿泊場所の「やしま第一健康ランド」へバスで向かう。まだ、早い時間だが昨夜の夜行バスであまり眠れなかったため、疲れている。この健康ランドで宿泊するのは昨年に続き2度目だ。浴室にプールがあるのと、露天風呂への階段から望む瀬戸内海が良い。 風呂に入り、休憩室の座敷でゴロゴロしているうちに、少し寝てしまった。22時頃に目が覚めて、風呂に入っているうちに仮眠場所を取られてしまった。寝たので体調は戻った。2時以降は深夜料金がかかるようなので、思いきって2時前に出発することとした。高松駅までは7、8Kmぐらいだろうか。深夜のウォーキングとなる。フェリー乗り場などを見ながら歩き、高松駅に着いたのは3時半過ぎぐらいだっただろうか。一番の列車は4時50分頃の発車なので、時間がある。かといって、しっかり歩いたのでウロウロするのもしんどい。コンビニなどで時間を潰しながら、高松駅が開く頃に、駅の近くのうどん屋が電気を付けていた。食べられるかと覗いてみると、5時からと言われてしまった。残念・・・

 予讃本線の一番列車で松山を目指す。この列車は観音寺行きだが、観音寺からは今治行き、今治からは松山行きとなり結局は高松発松山行きの列車と同じ事となった。予讃本線は海沿いを走る区間も多く、また鈍行だと長時間の停車も多くて気分転換をしながら、長い乗車の割には楽しく移動が出来た。伊予西条駅ではホームで湧水が楽しめたりも出来る。 今治を過ぎ、松山に着く頃には列車も混んできた。松山に着き、市内電車で松山市駅に向かう、松山の街は、この辺りが中心だ。珍しい名前のまつやまマドンナ郵便局と松山中央郵便局で風景印をいただく。マドンナ局の風景印は、坊ちゃん列車が描かれていた。

 松山駅へ戻り、未乗の伊予長浜経由の予讃本線に乗るために伊予大洲へ内子経由で向かう。トンネルの続く内子経由の路線を、すごい勢いでディーゼルは疾走する。大洲の街ではゆっくりしてみたいが、列車の時間の関係で駅前をぐるっと回るだけとなってしまった。海回りの予讃本線は、幹線であったことを疑いたくなるほど、のんびりしていた。海沿いを行く区間では、ゆっくりとした雰囲気と、素晴らしい景色で最高であった。これで、ロングシートじゃ無ければ・・・伊予市から先は列車がしばらく無いので、伊予鉄で松山市駅へ向かう。結構良い乗車率で、地域に根付いていると感じた。

 銀天街を散歩して、市内電車を一周し松山駅前のキスケで風呂に入る。天然温泉とあるが、普通のスーパー銭湯という印象しかない。値段が安く連休のせいか子供が多くて早々と出てしまった。 松山駅の近くにある、たべもの市場Saiのカウンターで少し飲み、時間があるので先ほどのキスケのボーリング場を覗いてみた。週末はディスコボウルというイベントらしくDJが入りトランスっぽいJ-POPのMIXをかけて、その時間帯にストライクを出したらプレゼントとかレーン賞とか言って盛り上げていた。こういう雰囲気は好きなので、ムーンライト松山の時間まで楽しく見物させてもらった。

 ムーンライト松山の時間となり、懐かしい客車列車に腰を降ろす。リクライニングはするが、簡易らしく背中で押していないと戻ってしまう。車内は空いていて、隣には誰も来なかった。再発見きっぷでは乗車出来ないので、伊予西条までの切符と18きっぷを見せて検札が終わり、あっという間に爆睡してしまい、気付いたら岡山駅だった。その後は、寝れないまま京都に到着。東海道本線へ乗り継ぎ、草津から草津線へ乗り換える。東海道から一歩入ると、だんだんのんびりした雰囲気となる。柘植からは関西本線で亀山へ。以前、乗りに来たときには台風により不通となっていて、代行バスで柘植から亀山まで移動したリベンジである。 山間の車窓が展開されて鈴鹿の山を下りると関を過ぎ亀山に到着。名古屋行きは、乗り心地の良いクロスシートで快適な移動が出来る。中央本線に乗り換え、多治見まで行き折り返す。古虎渓付近では市街地が一瞬渓谷の景色に早変わりして面白い。多治見へは、太多線経由で来る予定なので、その時に中途半端な乗り残しを起こさないために今回来ておいた。金山に戻り、きしめんを食べて東海道本線で大府で下車、武豊線を往復する。列車はディーゼルながら車窓は住宅街やショッピングセンターが目立つ。この辺りは名鉄がメインとなっているのだろうか?武豊でも、ほとんど時間無く折り返す。ゆっくり街歩きがしたい心境だが、帰り道ついでの立寄りなので仕方ない。あとは、ひたすら帰るだけとなる。浜松、島田、沼津で乗り換えて、小田原で夕飯を食べに回転寿司に入り、横浜を経由して帰宅した。

<後日談>
余った四国再発見きっぷですが、松山で金券ショップにでも処分できれば良いなぁと思っていたのですが、日曜日なのでどこもお休みということで元も取れてるしと考えて持って帰って来たのですが、ネットオークションに出したところ一発で落札されて若干値引いて引き取ってもらいました。


 

今回の日帰り入浴

名称 東京銀座 銀座湯 高松 やしま第一健康ランド 松山 キスケの湯
写真

写真はありません

  

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料金 400円(フロントで支払) 1800円(フロントで支払)
(深夜2:00以降 追加700円)
550円(販売機で購入)
コメント
東京の銀座にも銭湯がある。
1階で料金を払い、男湯は2階と
なる。中は湯船が2つある一般的
な銭湯だが、ここの見物は壁画で
ある。銀座4丁目交差点付近が 
描かれて、まるで写真のようだ
これを見るだけでも1度訪れる価
値があるかもしれない

健康ランドです。
24時間営業なので泊る場所とし
て利用が出来ます
ここの好きなところは、深夜でも
入れる露天風呂の一角の海が眺め
れるところに椅子があること
あとは、浴室に十分泳げるプール
があることでしょうか
残念ながら温泉では無いようです

スーパー銭湯の印象です
連休中で人が多かったので、あまり
ゆっくりしませんでした
ホームページを見ると、天然温泉ら
しいです。駅から近いので夜行列車
やバスを待つ際に重宝すると思いま

行き方

東京駅から行く場合は、八重洲口
を出てパシフィックセンチュリー
プレイスの角を左折、中央通りを
越えて、昭和通りに出る手前を右
折して高速をくぐった付近
京橋駅・宝町駅のほうが近い

列車で行く場合の最寄駅は琴平電
鉄の潟元になります。駅前の道を
海方向に向かって、ひたすら歩い
て30分ぐらいでしょうか。高松
築港駅・瓦町駅からは路線バスも
利用できます。注:19時台最終

予讃本線松山駅から市内電車が通る
道を渡った左手すぐ。パチンコ屋・
ボーリング場が入っているビル
徒歩3分程度

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